史歯科医院でも、新たに3名の非常勤の従業員が入りました。
まだ、研修中なので大変ですが一生懸命に与えられた仕事をこなしてくれています。
史歯科医院でも、春の新風が吹き込んでいます。
歯周病について「日経ヘルス」で次のような記事が出ていました。
加齢に伴って、歯周病の一つである歯周炎が増加する原因について、
過剰な免疫反応が関係している可能性があるとわかってきた。
加齢とともに歯周炎が進行している人の割合が増える傾向が認められたほか、
歯周病関連細菌の量よりも、歯周病関連細菌に対する抗体の量のほうが
歯周炎の進行の程度と関連が強く認められた。
そのため、加齢による歯周炎の進行には、免疫反応の影響があることが示唆された。
長崎大学の原教授は、「歯周病を予防するには、
歯周炎が進行する歯周ポケットの深い部分にある抗原の原因となる細菌を除去することに加えて、
免疫反応を コントロールすることが重要」と考察している。
以前より、歯周病は免疫機能が大きくその進行に関与しているとは言われていましたが、実際のデータとして
はっきりしました。
歯周病予防には、歯みがき等で細菌の除去も必要ですが、今後いかに個々の免疫機能を向上させることが
必要が治療の上で大きく問題になっていくものと思われ、単に口の中の問題ではなく
全身との関連の重要性が大切になっていきます。
免疫機能の向上には、過度のストレスは禁物です。
なかなか、忙しいかとは思いますが少し心に余裕を持つことが一番大切なのかと思います。
免疫機能の向上には、こちらのブログを参考にしてみるといいかもしれません。
史歯科医院では、
株式会社プラネットの歯科医院向けコミュニケーションツールDentalXを使用しています。
これは、患者さんにわかりやすい情報提供をサポートできるソフトです。
これを利用して、今までお口の健診をおこなった後に健診結果は配布してはいましたが、
今後は、受けている治療の内容や治療過程、治療後の諸注意などを
患者さんにお渡しできるようにバージョンをアップしました。
お渡しできる内容に関してはまだ十分とはいえないかもしれませんが、
患者さんに治療内容を理解してもらうのにわかりやすい内容になっていると思います。
今後とも史歯科医院では、わかりやすい治療に努力をして行きたいと思っています。
Duraphat(デュラファット)とホワイトバーニッシュは5%のフッ化ナトリウムの薬です。
私の歯科医院では、初期の虫歯や虫歯リスクの高い歯にこの薬を塗布することが多いです。
Coみたいな初期の虫歯や奥歯の溝の中などに塗布すると,
長時間塗布した部分にとどまることができます。
このため、初期の虫歯に対し効果的にフッ化物の供給をすることができ、
初期の虫歯の進行を止めることができます。
現在、サホライトという進行止めの薬もありますが
歯が虫歯部分が虫歯部分が黒くなってしまうため永久歯では利用しにくいのですが、
これは濃度の濃いフッ素を使って、
歯を黒くせずに虫歯の進行をとめることができ、永久歯にも活用できます。
又、乳幼児でカリエスリスクの高い子供に対しては、
年2回のカウンセリングと塗布で虫歯予防に有意の差が出るといわれており、
また、予防歯科の先進国のスウェーデンでは、
カリエスリスクの高い学童期の子供には、Duraphatの定期的な塗布が行われています。
お子さんのお口の中に存在する虫歯菌は、ほとんどお母さんやご家族の方から移ってくるので
出来る限り、お子さんの口に虫歯菌が移らないようにするためには
お母さんの口がきれいであることが重要です。
でも、小さなお子さんをお持ちのお母さん方は、歯科医院に行くことが大変です。
そんなお母さんのために、医院として出来ることはないか・・・・ということで。
私の医院では、待合室にベビーラックを置いてあります。
乳幼児をお持ちのお母さんは、お気軽に受付に申し出てください。
そのほかに、お母さんの治療の間待っている小さなお子さんのために、
「アンパンマン」や「ドラえもん」などのDVDを用意してあります。
こちらもお気軽にお申し出ください。
当医院のスタッフの一人は、保育士の免許を持っております。
お子さんをお預かりしますので安心して受診ください。
ライオンは、現代女性の歯や歯みがきに対する意識など、オーラルケアに対する実態を明らかにするため、首都圏在住の20代から50代の女性516人に対して「オーラルケアに関する意識調査」を実施した。
この調査の結果、「歯を美しく保つことを意識してみがく」と答えた女性は9割にのぼり、歯みがきは、ムシ歯や口臭対策だけではなく、美容行為のひ とつとしてとらえられはじめており、現代女性の歯や歯のケアに対する意識が高いという傾向がうかがえた。また、化粧品やシャンプーと同じように、家庭内で も自分専用のハミガキ剤を使用する“マイハミガキ”派も半数以上にのぼった。特に、「歯の美しさに自信がある」と答えた女性は“マイハミガキ”を使用して いる割合が6割を超え、歯の美しさとハミガキ剤のこだわりについての相関がみられた。
89.7%の女性が「歯を美しく保つことを意識してみがく」と回答した。美容意識の高い女性は、歯みがき時間が長いという結果になった。
「自分専用のハミガキ剤を持っている」は52.9%だった。自分専用だけでなく使い分けもしており、2本以上ハミガキ剤を所有する人は7割以上に 達した。歯の美しさの自信はハミガキ剤のこだわりからなのか、歯の美しさに自信がある女性はマイハミガキの割合が高い傾向にあった。
他人の外見で気になるのは、「肌の荒れ(91.3%)」や「髪の乱れ(89.5%)」を抜いて「歯の汚れ」が95.3%で1位だった。一方、自分 の歯に対して他人の視線が気になったことがある人は55.4%だった。他人の歯は見ているのに自分は見られていると思っていないという結果になった。
女性の73.4%が「年をとるにつれ、歯のくすみが気になる」と回答。30代以降は特に割合が高くなる傾向にある。美しい歯に必要な条件として、 「歯並びが整っている」「くすみ・黄ばみがない」が圧倒的多数となった。ともに9割以上の回答を得ている。他人から見られて気になる歯のことでは「歯のく すみ・黄ばみ」が1位だった。
76.8%が何かをしながら歯をみがく“ながらみがき”を実践。歯みがきのメインは夜で半数が22時から24時に行っている。夜はくつろぎながら ゆっくり歯みがきする傾向にあるようだ。歯みがき時間の平均は、朝が3分28秒、夜が4分56秒となった。歯みがきをしながら行うこと、1位はテレビを見 る、2位は入浴、3位はパソコンだった。歯みがきはくつろぎの場所で行う人が多く、43.9%が「リビングで歯みがき」と回答した。
歯磨きは、セルフケアでとても重要です。
虫歯のない白く光っている歯は、健康的で美しく思います。
ただ、セルフケアには限界がありどうしても磨き残しや磨きにくいところがでてきます。
そのため、定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要です。
歯科衛生士が中心に、歯に付着しているプラークや歯石を除去、
歯に付着している着色を落とす、
PMTCをおこなうことでお口の健康を保つとともに
ホワイトニングをおこない歯を白くする処置もおこなっています。
史歯科医院では、治療のみではなく予防や美しい歯を保つ努力をしていきたいと思っています。
歯周病は静かに症状なく進行します。
そのため、多数の方が罹患しているにもかかわらず、痛みなどの自覚症状がありません。
では、どのくらいの割合で罹患しているかというと、
成人の80%以上がかかっているといわれています。
ただ、痛みがないので歯科医院に受診しないケースが殆どです。
痛みや歯肉が腫れたり、歯が動いてきたりして初めて駆け込む方が多いのですが、このような状態は中程度以上進行しているケースが殆どで治療も長期にわたりますので、
出来る限り、早期の発見と治療が必要です。
歯周病は慢性疾患ですので治療を受けたからもうよいということではなく、
自分自身の日ごろの努力が一番大切であるとともに、
定期的な検診とメインテナンスが必要です。
こんな歯周病の特徴を3Sであらわせます。
歯周病は、予防や治療には自分の努力が欠かせない病気という認識が大切です。
歯科医院で治療以外で大切なことは、院内感染を防ぐことです。
そのためには、きちんとした消毒・滅菌が必要になります。
史歯科医院ではそのために、
選任スタッフを中心にマニュアルを作成してそれを基におこなっています。
お口に入る器具は、消毒後パッキングをしてオートクレーブで滅菌するとともに、
出来ないものはディスポーザブルの器具を使用しています。
一日50人以上来院しますので、殆ど一日スタッフががフル回転で滅菌処理をおこなっています。
そのため、現在5名のスタッフがおりますがそれのみでは足りず、
新たにスタッフを募集し数名入ることになりました。
来院された折、私やスタッフが治療の際パッキング袋から
器材を出しているのがわかると思います。
歯ひとつを削って詰めるのに、パッキング袋を最低でも5袋を開かなければなりません。
一日で約100袋以上パッキングして、同程度パッキングを開きます。
袋を開けるのは数秒ですが、
開ける際に患者さんに安心して治療を受けられるよう努力しているスタッフに
感謝の気持ちでいっぱいの私です。
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